うついとむと の ふらいでー・じょーく と げつようこばなし:ジョークと小噺(小咄・小話)で笑いながら頭と脳を鍛えましょ。

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月曜小噺57:運動会

 
 むかしは運動会といえば秋だったように思うのですが、最近は、秋にやるところと春にやるところ、両方があるようですね。
 さて。おなじみのY氏夫婦。娘さんの運動会に行ってきました。

■月曜小噺57:運動会

 その日は娘さんの中学の運動会。Y氏は朝早くから場所取りに出かけた。
 中学校につくと、まだ閑散としていて、他には一人だけ場所取りに来ているだけだった。
 Y氏は、本部席・来賓席のすぐ隣り、トラックに向かって最前列、一般の保護者席としては、いちばん競技が見やすいところに場所を確保することができた。

 さて、いよいよ運動会が始まってみると、まさに特等席だとういうことがわかった。
 ゴールラインがほぼ目の前にあって、走ってくる生徒たちの足音、息遣い、ゴールインするときの必死の形相、ゴール後の高揚、失意、落胆などが、目の当たりに見えるのだ。早く起きて場所取りした甲斐があったと、Y氏と奥さんは満足するのだった。
「ほら。相撲でもあるだろ。土俵下で、相撲がかぶりつきで見られるところ。この臨場感は、あの席の感じだな」
「ほんとにそうね」

 で、その日はいい天気だったが、風が少しだけあった。
 その風が、次第に強くなってきて、乾いたグラウンドの砂が、ふわっと飛んでくる。風が吹くたびに、砂が跳んでくる。Y氏と奥さんは、そのたびに顔を下に向けてしのがなければならなかった。
 その風がさらに強まってきた。しゃべっていると、いつしか口の中にまで砂が入ってきていた。風は、まるで容赦がない。しまいには、二人とも、すっかり砂まみれになってしまった。

 と、奥さんがぽつんとつぶやいた。
「ここって、ほんと、相撲の土俵下の席ね」
「ン?」
 Y氏が聞き返すと、奥さんは言った。
「砂かぶり席」


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 では、今週も元気でいきましょう。
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